2011-11-15

LAST TRAIN TO MEMPHIS / Bobby Charles (2004)


ボビー・チャールズといえばベアズヴィルから出た同タイトルの
1stを思い浮かべる方が多いでしょうが、これは2004年に出た未発表曲集。

このアルバムとの出会いはなかなか良いもので、今でもよく覚えています。
去年まで大阪に住んでいた僕は良く本屋さんに行っていたのですが
心斎橋にスタンダードブックストアという大好きな本屋さんがあって、
ほぼ全部の本が立ち読みできて、カフェも併設されている
(しかもそこに買ってない店内の本もたいがい持ち込み可能)という
これ以上ないスペックに惹かれまくり、週1で通うぐらい好きだったのです。
東京にもあるんだろうけどまだ見つけられてないな~こんな本屋。

んで、ある日そのスタンダードブックストアでBGMとして流れてきたなじみのある歌声。
しかもバックの演奏が、これまたオシャレな店内に似合わないほど激シブスワンピー。
思わず店長さんつかまえて
「これボビーチャールズですよね?なんてアルバムですか?」
と聞いてしまいました。
ロン毛の店長さんは嫌な顔ひとつせず、むしろうれしそうに喜んで
「ジャケット、コピーしてきますんでお待ちください」といって
店の裏でせっせとコピーをとって手渡してくれたのです。

そのジャケットを頼りに大阪でも東京でも探していたけれど
なかなか見つからなくて、こないだふと家のそばのflapnotesという
中古CD屋(ここは品揃えも値段もヤバい)で
国内盤を900円という安さで手に入れたのです。

エイモスのギターが泣かせまくる1stももちろん大好きですが、
これも本当に最高。
75年から01年にレコーディングされた未発表曲たちは
なぜお蔵入りになっていたのかわからないほどの味わい深さ。
フレッド・カーターJrやらサニー・ランドレスやらギターがまたいいんだこれが。

輸入盤ならまだ買えるとおもいます。
秋の夜長にぜひ。

0 件のコメント:

コメントを投稿