2001年の大晦日、下北沢ザ・スズナリのステージをメインに、前作同様いせやで酒を飲む渡さんの姿がちらほら出てきて、愛くるしくてたまらない気持ちになる。なんでこんなやさしい顔で笑えるんだろう。
ステージでも、ギターとかバイオリンとかサックスの人のソロのときに、メンバーの顔をじいっと見る顔がすごく好き。自分がこんな顔でソロ回されたら「がんばります!」って感じになるねきっと。
で、この映画では渡さんの素晴らしさはもちろんだけど、泉谷しげるの存在感がすごかった。
この人、実はテレビでタレントやってるころからしか知らなかったので、うるさいだけでなんか苦手だなあと失礼ながらずっと思ってたのだけど、まじめに歌うところはじめて観て、考え改めた。
嫌いな人を好きになるっていうのはとても難しいことなんだけど、一回そうなるとだいたい大好きになっちゃう。
中盤で泉谷しげるが2曲歌った後の「泉谷さんがいたことは忘れてください」を筆頭に、渡さんの言葉の裏にはちゃんと愛情が感じられて良いなあ。
「高田渡は国宝だから。今見とかないと後悔するぞ」みたいなことを泉谷しげるが言ってて泣いてしまった。ほんとに後悔しております。
ライブの映し方は、前作「タカダワタル的」よりも素直で演出がない感じで好き(監督が違う)なので、前作がおもしろかった人はぜひこちらも。
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